チームと企業
管理者向け。プランごとの提供範囲、導入前の確認、仕組みと分離、ダッシュボードの管理項目、推奨設定。
組織に Grok Bot を導入する管理者向けのページです。セキュリティ審査の観点はセキュリティ、端末への配布は配布にまとめています。
プランごとの提供
| プラン | 提供のされ方 |
|---|---|
| 個人 | 有料の Cursor プラン、SuperGrok の紐づけ、Grok Business のシートで利用可 |
| Teams | 既定で全員が利用可。管理者の操作は不要で、オフにもできません |
| Enterprise | 管理者がダッシュボードで有効化。全員か、Manage Group Access で特定のグループに |
旧来の Privacy Mode (Legacy) を使っているチームと、リクエスト制の旧プランでは既定でオフです。管理項目の多くは Enterprise 限定で、セルフサーブの Teams には表示されません。
導入前に確認すること
- Privacy Mode (Legacy) を先に切り替える(これがあると Grok Bot は使えません)
- 送信元 IP で制限しているサービスがあるなら、固定の送信元 IP を確認
- Zscaler などの TLS 検査プロキシがあるなら、Cursor のドメイン(
*.*.cursorvm.comを含む)を許可し、検査対象から外す - メンバーが社内ツールへどうサインインするかを決める
仕組み
Grok Bot は Cursor のクラウドで動き、デスクトップやスマホのアプリはチャット・確認・承認のための窓口です。
- ユーザーごとの分離:1 人に専用の Firecracker microVM が 1 台
- 既定ではアクセスなし:Bot が使えるのは、本人かチームが許可したアカウントとアプリだけ
- 人による承認:重要な操作は承認が必要で、独立した審査モデル Auto Review が判定
- 管理者による制御:チームルール、委任、テンプレート共有、手元 PC での実行の上限
1 人の Bot はすべて同じコンピューターを共有します。Bot の分け方は役割の分け方であって、計算資源や認証情報の分離ではありません。 認証情報を分けたい仕事には、別の Cursor ユーザーを使います。
主な管理項目
Cursor ダッシュボードの Grok Bot ページにあります。
アクセスと ID
- Enable Grok Bot(Enterprise):組織全体の有効化とグループ単位のアクセス
- SCIM(Enterprise):ID プロバイダーからのプロビジョニング。既存の SSO もそのまま使えます
Bot の機能
- Cloud Agents:コーディング作業の委任(既定でオン)
- Public template sharing:テンプレートの外部公開。Enterprise は既定でオフ
- Manage Shared Bots:共有 Botのアクセスと自動追加
- Agent Email:Bot 用メールアドレス(既定でオフ)
- コネクタの方針:Team Marketplace で管理。ブロックしたアプリは Disabled by team admin と表示されます
- Execution on Local Computer:メンバーの PC での実行の上限(常に許可 / 毎回確認 / 許可しない)
ルールと承認
- Team Rules:全メンバーの Bot に適用される必須ルール。少なく短く
- Enforce Auto-review(Enterprise):メンバーが Auto Review をオフにできないようにする
- Auto-review rules(Enterprise):チーム全体の「先に確認」「自動で許可」ルール。衝突したら「先に確認」が優先
- Inference Hooks(Enterprise、ベータ):モデルへのリクエストを自社のセキュリティサーバーで事前に判定
コンピューターとネットワーク(Enterprise)
- Network Controls:通信先を「すべて許可」「既定 + 許可リスト」「許可リストのみ」から選択
- Team Setup Scripts:全メンバーのコンピューターにツールを入れるスクリプト
- Team Secrets:スクリプト用の暗号化された環境変数(1 チーム 100 個、1 つ 32 KB、合計 96 KB まで)
- Allow Sudo on Bot Computers:root 権限のコマンド(既定でオン)
- Manage Member Computers and Data:作り直し・停止・削除の一括操作。どれもアクセス権の剥奪にはならないので、剥奪はメンバーの削除と ID プロバイダーでのセッション取り消しで行います
ログ(Enterprise)
- Action Recording:Bot の操作のメタデータを記録(既定でオフ)。画面や入力内容は記録しません
- Audit logs:管理・認証などのイベント
- OpenTelemetry Export:自社の収集基盤へ送信
グループ設定
グループごとにチーム設定を広げることができます。例外はネットワーク方針で、緩めることも厳しくすることもできます。
推奨設定
管理者
- ネットワーク制御を設定する(未設定はすべて許可)
- 有効にする前にコネクタを見直す(許可したものは全 Bot が使える)
- チームルールに頼る前に Enforce Auto-review をオンにする
- 手元 PC での実行は、必要がなければ許可しない
- 委任が不要なら Cloud Agents をオフ
- 外部公開の予定がなければテンプレート共有はオフのまま
- 本番の変更、社外へのメール、支払い、規約への同意は「先に確認」にする
- 管理端末からのサインインは ID プロバイダーで制御する
メンバー
- 認証情報をチャットに貼らない
- お金・アカウント・共有資源に関わる操作は Always allow より Allow once
- コンピューターのブラウザには、その仕事に必要なアカウントだけでサインインする
- 新しい役割は、読み取りと下書きの仕事から始める
- 接続したアプリとルーティンを定期的に見直す
よくある質問
- 組織全体のオン・オフは Enterprise のみ。セルフサーブの Teams にはありません
- Grok Bot 専用の支出上限はなく、アカウント単位のオンデマンド設定が適用されます
- 管理用の Admin API があります(Team Secrets はダッシュボードのみ)
出典
- Grok Bot for teams and enterprisesdocs.x.ai