コンピューターとアプリ
全 Bot で共有するクラウドコンピューター、ログインの扱い、アプリ接続、1Password、Bot 用メールアドレス、ファイル、復旧手順。
1 台のコンピューターを全 Bot で共有
コンピューターは Bot ごとではなくアカウントに 1 台です。ブラウザのセッション、Cookie、ファイル、コマンドラインの認証情報はすべての Bot で共有されるので、ある Bot の続きを別の Bot が引き継げます。
- すべての Bot に使わせてよいものだけを置く
- Bot ごとに画面は分かれ、並行して作業できます。ただし 1 つの Bot が画面で同時に進められるのは 1 タスク
- 画面の区切りはセキュリティの境界ではありません。ユーザー同士は専用のハードウェアで厳密に分離されています
会話の右側パネルで操作の様子を見られます。プレビューやアプリ、ノート PC を閉じてもクラウドでの作業は続きます。
人が代わる場面
ログインは Vault → 接続済みのパスワードマネージャー(1Password)→ Secure Form の順に試され、Bot は値を見ません。ワンタイムコードは接続した Gmail・Outlook か Bot 自身のメールから読めます。支払いは Vault のカード、Secure Form、Link や X Money などのウォレットを使えます。
次のときは Bot があなたにコンピューターを渡します。
- SSO やパスキー
- 突破できない CAPTCHA
- 別端末での承認や QR コード
- カードの本人確認
- 人間の操作が必須のサイト
コンピューターを開いて操作を代わり、止まっている手順だけを済ませて「続けて」と伝えます。パスワードやコードをチャットに貼らないこと。API キーは値を隠すシークレット入力カードを使います。
ブラウザのセッションは残るので、ログインは基本的に 1 回で済み、他の Bot も使えます。
アプリを接続する
Gmail、Notion、Slack などのアプリを接続すると、画面操作より確実に扱えます。
- サイドバーの Connect apps(スマホはアバター → Connect apps)か、チャット内の Connect カードを開く
- アプリを追加し、プロバイダーのログインで承認する
- Installed に表示されれば完了
- チャットで
@を打つとアプリをタスクに添付できます - 「Linear を追加して」と Bot に頼むこともできます
- カタログにない MCP サーバーも URL やコマンドで追加できます(社内ネットワークのものは承認が必要)
- 接続したアプリは全 Bot で使えます。OAuth トークンは Cursor 側に保管され、Bot には渡りません
- アプリはそのアカウントにできることしかできません
アプリごとの注意
- Google カレンダー:予定の作成・更新や空き確認はできますが、Meet の設定変更や Zoom リンクの追加はできません
- Google スプレッドシート:編集権限のあるファイルのみ編集可。ファイル探しは Google Drive アプリで
- Slack:接続したユーザー本人として投稿します(別の Bot 名義ではない)
- Gmail:一度に 1 つのメールボックスだけ
- X:X プラグインには X 開発者アカウントの API クレジットが必要
会社の Google Workspace で「管理者の確認が必要」と出た場合は、Google 管理コンソールで Grok を信頼済みアプリに追加してもらう必要があります。
1Password
1Password 8.12.42 以降で、個人・ファミリーアカウントに対応(順次提供)。ログインのたびに 1Password 側で承認し、Bot は値を見ません。使えるのは Personal(ファミリーでは Private)保管庫のログインだけで、カード情報は扱えません。
Bot 用のメールアドレス
mail.grokbot.com のアドレスを 1 つ取得できます。サービス登録の確認コード受け取り、領収書やニュースレターの要約、下書き作成、転送、メール着信をきっかけにしたルーティンに使えます。
- 1 アカウント 1 つ。名前の変更・削除はできず、再発行もされません
- 小文字・数字・
.-_のみ、最大 64 文字。support、admin、grok、xai などの予約語は不可 - 受信箱の画面や通知はなく、届いたものは Bot に尋ねます
- チャットで頼んだメールは Auto Review を通れば送信。ルーティンからのメールは必ず下書き止まりで、あなたが Send を押す
- 他人からのメールに書かれた指示を、Bot はあなたの許可として扱いません
- 送信は宛先合計 50 件まで、添付は 10 個・各 10 MB・合計 25 MB まで
- Cursor のチームでは既定でオフ。管理者が Agent Email を有効にする必要があります
X を読む
公開されている X の投稿は、アカウントを接続しなくても検索・閲覧できます(読み取り専用)。DM、ブックマーク、ホームタイムラインには X プラグインの接続が必要です。
ファイル
長く残すファイルは /workspace に整理して置きます。一時フォルダや手動で入れたパッケージ、node_modules や Python の仮想環境は消えることがあるので、作り直せる前提で扱います。チャット履歴はコンピューターの外にあるので、ファイルを消しても会話は消えません。
更新・復旧・リセット
設定 → Computer から操作します。
| 操作 | 内容 | 残るもの | 消えるもの |
|---|---|---|---|
| Update | 最新版へ更新 | Bot、ファイル、ログイン | (全面更新時)入れたアプリやパッケージ |
| Recover | 保存できるものを保存して作り直す | 保存済みの Bot、ファイル、ログイン | 入れたアプリやパッケージ、直前の変更 |
| Reset | 最後の保存データから作り直す | 同上 | 同上 |
つながらないときは、待って Retry → アプリを完全に終了して再起動 → Update → Recover → 最後に Reset の順で、軽いものから試します。更新やリセットを重ねて実行しないこと。
手元の PC は別物
クラウドのコンピューターとあなたの Mac / Windows は別です。手元の PC でコマンドを実行するのは、その機能を有効にして承認したときだけで、既定は「毎回確認」です。
出典
- Use the computer and apps — Grok Botdocs.x.ai